2009年12月23日水曜日

もうクリスマス

 「クリスマス・イブに完全フリー」というスケジュールを世の中に公表されると言う事は、社会的ステータスから見ても恋愛的価値観から見ても非常に不名誉であり、非リア充(リアル充実。現実の世界での充実感を表すネット用語)のレッテルを顔面に貼り付けられたまま大通りを歩かされるような、そんな同情や蔑みの視線による精神体罰を課せられるのと同意義である。

受話器の向こう側で世間様への憤慨を声帯に籠め、露骨な同意を求めて来ているのは俺の親友。

なんでも、今年こそは仕留めたいと想いを寄せる女性とのやり取りで、スケジュールを交換。ちゃっかりクリスマスがフリーだとアピールしたのが裏目にでた。

「そいつが友人グループにさ!○○って今年もクリスマス暇らしいよって言いふらしやがったせいでまじで立場ねぇんだよ!まじで助けてくれよ旅人!頼むから合コン設定してkー以下略」

そんな無神経な女なんかやめちゃえばいいのに・・・。
と思いつつ、この歳にもなってその程度の事で冷やかしを入れてくるような残念な友人関係しか築けなかった彼を不憫に想い、言い留まった。

彼に最高級の慰めの言葉を贈りながらも、真っ白なスケジュール帳を見て、俺の額に非リア充シールが貼り付けられたのを感じた。

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